お店を辞める美容師に送る円満退職のすすめ
こんな店辞めてやる、そう思ったら行動を起こせ
後々のことを考えると円満退職が吉
辞めてやると決めたらもう、むかつく店長をぶん殴って、さっさとお店を出てしまいたいですよね。
しかしそれは妄想だけにしておきましょう(笑)
退職をすると会社に告げてからも、お店に出勤しなくてはなりません。
その間、気まずい思いをしなくても済むように、円満に退職することをおススメします。
美容業界は狭い世界
もし次の就職も美容室やディーラーにしようとしてるなら、なおさら円満退職でなくてはなりません。
美容業界は狭い世界です。
全く関係のない美容室に見えても、店長や社長同士の付き合いがあるかもしれません。
また、出入りしている業者が同じかもしれません。
あまり派手なやめ方をしてしまうと噂になり、どの美容室も雇ってくれなくなってしまいます。
美容室を円満に退職するには理由を考える必要がある?
美容室を円満に退職する理由はこちらをチェック
biyoushi-info.hateblo.jp
いつ頃言えばいい?
辞めると決めたらすぐにでも辞めてしまいたいですが、そうもいきません。
法律上は、2週間前に申し出れば大丈夫となっています。
しかし、その会社での会社規定もありますので、そちらも確認しておいたほうがいいです。
だいたい一般的には1ヵ月前には申し出るものなので、そのようにしましょう。
美容室を辞めるときは誰に言えばいい?
一般的な会社の場合
一般的な会社の場合は、直属の上司(課長とか)に言いますが、美容室だったら、店長に直接言うのがいいでしょう。
先輩に言ってしまうと、店長に伝わるまでにニュアンスが変わる可能性があります。
ですので、直接店長に言いましょう。
言い出すときは休み前の営業終了後がベスト
さて、店長へどんなタイミングで言えばいいのでしょうか。
まさか、日中の忙しいときに言うわけにはいきません。
営業が終わって、閉店作業がひと段落して、店長が一人でいるときに話しかけましょう。
「あのー、店長、ちょっとお話が」
普通はこのくらい言えば、何となく向こうも察してくれます。
必ず店長と1対1になる形で申し出ましょう。
いつまでに辞めるかをはっきりと伝える
「お店を辞めたいんですけど…」
とあなたが言った場合、聞かれるのは”いつ”辞めるのか、”なぜ”辞めるのかということでしょう。
”いつ”は1ヵ月後くらいの、キリのいい日を答えましょう。
必ず、○月○日と、はっきりと退店希望日を伝えましょう。
年末年始などの繁忙期にかからないほうが、すんなりとこちらの要求が通ります。
事前に考えておきましょう。
美容室を辞めるとき、あきらめるものもある
給料はあきらめるつもりで
もしその美容室が本当に最悪の場合、最後の月の給料をもらえない(すごく減らされる)場合がありますs。
また、今まで振り込みだったのに、最後の給料だけは取りに来るようにと、まるで意地悪のように言ってくる場合もあるそうです。
もちろん取りに行けばいいのですが、人間関係で難しい場合、給料をあきらめる覚悟も必要です。
辞める人間とはいえ、給料を渡さないのはもちろん法律違反です。
訴えれば勝ててしまうかもしれませんが、その訴えを起こす労力や、次の勤め先への印象を考えるとマイナスにしかならないので、悔しいですが給料はあきらめるのが一番です。
有休もあきらめるつもりで
これも悔しいですが、消化しきれなかった有休も、基本的には取らせてもえらえないと考えたほうがいいです。
経営者側からしたら、有休は従業員に気持ちよく働いてもらうためのエサのようなもの。
もう辞める人間に、エサをやる必要がないのです。
引継ぎがどうの、忙しいからだのと有休を使わせてもらえない確率はかなり高いです。
これも、スパッとあきらめましょう。
もう辞めるのに、大嫌いな店長と言い合いをして、消耗したくないですよね。
それより、次の美容室のことを考えたほうが、よっぽど有益です。